病気の治療や予防接種など、ワンちゃん・ネコちゃんがいれば利用する機会も多い動物病院ですが、「行くのを怖がるので困る」という飼い主様も少なくありません。こちらでは、動物が病院を怖がる理由や対処法、また怖がらせないためにできることをご紹介いたします。診療や手術の予約をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
目次
予防接種や診療などで動物病院を訪れる際、ワンちゃん・ネコちゃんの様子がおかしい、明らかに怯えていると感じる飼い主様も多いです。
こちらでは、病院が苦手なワンちゃん・ネコちゃんの割合や考えられる理由についてご紹介いたします。日曜日も診療可能な動物病院をお探しの方は、ぜひ参考になさってください。
病院を苦手に感じる人が多いように、動物達もまた病院が苦手なようです。オーストラリアのアデレード大学が発表した調査結果によると、動物病院での診察時に、半数以上の55%にあたる家庭犬が怖がる様子を見せたとされています。中でもどのタイプの犬が病院を怖がりやすいのか、犬種や体重別にご紹介しましょう。
アデレード大学の調査結果によると、個体によって多少の差はあるものの、犬種によって怖がりかどうかの傾向があります。怖がり度が高いのは、チワワ、パピヨン、ポメラニアンなどトイ犬種です。診療前の待合室の段階で、必死に逃げようとすることも珍しくありません。
次に、ダックスフンド、ビーグル、ダルメシアンなどハウンド犬種、ボーダー・コリー、シベリアンハスキーなどワーキング犬種と続きます。逆に怖がり度が低いのは、テリア犬種やガンドッグ犬種です。
中でも不慣れな環境を恐れるのは、ミックス犬、ハウンド犬種、ワーキング犬種であり、触れられることに不安を覚えるのは、トイ犬種やミックス犬、ハウンド犬種です。
どの程度怖がりか体重別に比較すると、大型犬(体重22kg以上)よりも小型犬のほうが動物病院を怖がりやすいです。普段はほとんど吠えないのに医師には吠える、テコでも動かないなど、困った行動が増えます。
一頭飼いの犬は、同居犬がいる場合よりも動物病院を怖がりやすいです。同居犬がいる場合は、触られることへの恐怖心も低いため怖がり度が低いです。
怖がり度が一番高いのは、一般の家庭犬です。次に、スポーツドッグや猟犬と続き、繁殖に使われる犬やショードッグは、怖がり度が低いです。
目黒動物医療センターでは、ワンちゃん・ネコちゃんの恐怖心を軽減させ、リラックスして治療を受けていただけるよう心掛けております。予約制ですが、日曜日や当日予約も受け付け可能ですので、まずはお問い合わせください。
ワンちゃん・ネコちゃんを動物病院に連れて行く際、怯えて震えている様子を見ることもあるでしょう。健康維持のためとはいえ不憫に思われますが、外科手術などではなく、健康診断でも病院を苦手に思うのはなぜなのでしょうか?
病院での診療を嫌がる理由に、怖い、痛い、苦しいなど過去の経験があります。注射が痛いのは人も同じですが、爪を切られて痛みを感じたことから、足先を触れられるのを怖がるという子もいます。また、診察台の高さも怖がられる理由の一つです。多くの犬は高いところが苦手なため、診察台に乗せられるだけでも怖がりやすいです。
病院では、診察や予防接種の他、避妊の外科手術など様々なことが行われます。特に外科の場合は飼い主様と離れることになるため、「このまま置いて行かれるのでは?」「いつ会えるの?」など、不安になりやすいです。また、病院のホテルを利用した、手術後に数日入院したなどの記憶があると、「また離れ離れになる」と不安になることがあります。
病院には消毒液や薬品など、独特のニオイがあります。また、知らないワンちゃんやネコちゃんのニオイも気になるものです。特に待合室が混み合う場合は、大きなストレスとなり、不安も高まります。
目黒動物医療センターでは、一般内科・外科からなる総合診療科、がん・腫瘍科、整形外科、脳神経外科、消化器科、皮膚科、歯科などの他、先進医療・再生医療にも取り組んでおります。
土曜日・日曜日の診療の他、祝日も診療可能ですので、ワンちゃん・ネコちゃんに気になる様子があるときや、予防接種、健康診断など、ぜひご予約ください。完全予約制ですが、当日予約も可能です。急患も随時ご相談ください。
病院に行きたくても、「怖がってかわいそう」「少しも動いてくれない」では、お互いにストレスになるだけでなく、ワンちゃん・ネコちゃんも一層不安になることでしょう。こちらではワンちゃん・ネコちゃんが怯えているときの対処法についてご紹介いたします。病院へスムーズに連れて行く方法をお探しの方は、ぜひ参考になさってください。
病院でワンちゃん・ネコちゃんを怖がらせないためには、とにかくストレスを軽減し、不安にさせないことが大切です。
病院での待ち時間は、他のペットのニオイなどが気になるため、ストレスに感じやすいです。特に人見知りのワンちゃん・ネコちゃんは緊張しすぎて疲れ切ってしまうこともあるでしょう。
待ち時間のストレスを軽減させるためには、
などがおすすめです。
待ち時間が長いと動物はもちろん、飼い主様にもストレスです。イライラする気持ちは、ワンちゃん・ネコちゃんにも伝わってしまいます。また、できるだけ混んでいる時間を避けることもおすすめです。
待合室が混んでいるときは、車の中で待機するか、慣れているならキャリーバッグを利用するのもおすすめです。慣れた空間とニオイに、不安も軽減されるでしょう。
診察台に乗せられるとワンちゃん・ネコちゃんの不安もピークです。頼れるのは飼い主様だけという状況であり、医師や看護師さんも恐怖の対象になります。ワンちゃん・ネコちゃんの不安を和らげるため、飼い主様は優しく声を掛け、できるだけ撫でてあげましょう。簡単な治療なら、飼い主様が保定することもおすすめです。診察結果を聞く際は、できるだけ診察台から降ろしてあげましょう。
診察が終わったら、抱っこして「よく頑張ったね」と愛情をたっぷり与え、ご褒美をあげましょう。嫌な経験のままでは、次回以降も苦労することになります。おやつやフード、ドッグランなど、ワンちゃん・ネコちゃんが特別に喜ぶものがおすすめです。
病院が大好き!とまではいかなくても、あまりストレスなく通院できるようにするには、以下のような対策があります。
病院へ行くことは特別なことではないと思わせるため、定期的に病院へ通うようにしましょう。調子が悪いときはもちろん、予防接種や健康診断の他、爪切りや耳掃除などのケアも可能です。また、散歩コースに取り入れるなどもおすすめです。
ワンちゃん・ネコちゃんによっては、触れられることが苦手な場合もあります。とはいえ、触ることができないと診療することもケアすることもままなりません。できれば、小さい頃から足先からしっぽ、耳や口回りなど、ケアすることも考えて撫でておくとよいでしょう。意識的に全身を触ることで、小さな変化にも気づきやすくなります。
病院へ行くときのみクレートやキャリーバッグを利用しようとしても、上手くいきません。スムーズに移動させられるよう、普段からクレートやキャリーバッグのトレーニングをしておくとよいでしょう。旅行やタクシーなどを利用する際にも役立ちます。
診察台でじっとできるようにするには、「待て」「おすわり」「伏せ」のトレーニングをすることです。診察台の上ではどうしていいのか、ワンちゃんも不安です。そのようなときは「待て」と指示することで、すべきことを教えてあげましょう。緊張がほぐれやすくなります。また、かしこく「待て」ができた後は、ご褒美をあげましょう。
病院を怖がらせないためには、とにかく慣れが大切です。普段からスキンシップの回数を増やし、お腹やお尻の他、口の周りや耳を触られても平気なようにしておきましょう。
目黒動物医療センターには、皮膚科や歯科もございます。日頃のスキンシップで少しでもおかしいなと思われたら、お気軽にご相談ください。日曜日・祝日もご予約いただけます。
ワンちゃん・ネコちゃんには、動物病院が苦手な子も多いです。不安を少しでも軽減することで、ストレスなく診療を受けられるようにしてあげましょう。目黒動物医療センターは一般診療の他、各種手術にも対応しております。手術後の経過治療も任せられる動物病院をお探しの方は、お気軽にご相談ください。日曜日・祝日も対応可能です。
院名 | 目黒動物医療センター(目黒動物病院) |
---|---|
住所 | 〒153-0064 東京都目黒区下目黒5丁目37−18 |
TEL | 03-5720-1211 |
診療時間 | 9:00~12:00/15:00~19:00 ※午後の最終受付は18時までです。 年中無休(夏季休暇、年末年始を除く) |
患者様ご来院エリア | 品川区 五反田 荏原 目黒区 中目黒 武蔵小山 碑文谷 |
URL | https://www.meguro-ah.com/ |